縮毛矯正は、髪質によってその効果や施術の難易度が変わるデリケートな技術です。自分の髪質に合った施術を選ばなければ、思わぬトラブルやダメージにつながることもあります。この記事では、髪質別に失敗しないための縮毛矯正のポイントを解説し、美しいストレートヘアを手に入れるためのコツをご紹介します。
ただ最近はストレートメニューも非常に多様化しています。お客様がご自身でメニューを選ぶというのも困難になっています。ここはとにかく、信頼の出来る美容師さんの言うことを信じるしかありません。信頼の出来る美容師を早く見つけて相談してみてください。きっとあなたにあった適切なメニューに導いてくれます。
豊中がお近くなら私も相談に乗ります。インスタなどからDM頂くと良しです。
1. 細い髪の縮毛矯正:ダメージを抑えるための対策
細くて柔らかい髪は、縮毛矯正の薬剤や熱処理に対して非常に敏感です。縮毛矯正を行う際には、髪へのダメージを最小限に抑えるため、薬剤の選定が特に重要になります。ただ弱すぎると効果が弱まるのがこの施術の難しいところです
私なら薬剤はできるだけ弱めのものを選びたいところですが、見た感じ、触った感じから髪が耐えれそうな、80点ぐらいの薬剤選定をします。このあたりは経験値が大事です。とにかく必要以上に髪を傷めないように配慮します。
さらに、施術中のアイロンの温度も低めに設定し…たいところですが、アイロンの温度が適切でないとかえって後々髪のダメージを引き起こす事になります。適切な温度のアイロンで適切に決めていく事が大事です。
髪を保護するためにヒートプロテクトスプレーを使用するのがおすすめです…と言いたいところですが、必要な処理剤は髪質によって全然違います。ヒートプロテクト系はかえって邪魔になる場合もあるのでわたしはあまり使いません。
また、オッジィオットのような補修効果の高いトリートメントで、髪にしっかり栄養を補給することが大切です。これはけっこう大事ですね。これにより、縮毛矯正後の細い髪でもツヤとハリを保ちながら、綺麗なストレートヘアを実現できます。
2. 硬い髪の縮毛矯正:しっかりとクセを伸ばすためのアプローチ
硬い髪は、強いクセがあることが多く、縮毛矯正でもしっかりとした薬剤と技術が必要です。クセが強く出やすい硬い髪には、やや強めの薬剤を使用することが効果的です。ただし、薬剤のパワーが強すぎるとダメージが深刻になるため、施術前に髪の状態を慎重に確認して選びます。とはいえ、ここはしっかり薬剤を効かせる腕の見せどころ。私は髪が強そう、癖が伸びにくそうという場合はかなり思い切ったアプローチをする事が多いですね。ただ、最近薬剤自体がかなり良いのでそういった思い切りの良いアプローチが出来るのかなとも思います。
また、施術中にアイロンを使ってしっかりとクセを伸ばす際には、均一な熱を加えることが重要です。特に毛先まで丁寧にアイロンを通すことで、しっかりとしたストレートヘアが持続します。
3. ダメージ毛の縮毛矯正:慎重に選ぶ薬剤と施術方法
すでにダメージを受けている髪に縮毛矯正を施す場合、非常に慎重な対応が求められます。まず、薬剤の選定はもちろんのこと、髪の状態を見ながらパワーを調整しなければなりません。酸性の薬剤、中性の薬剤などパワーコントロールして髪に優しい処方の薬剤を使い、ダメージを最小限に抑えます。
さらに、縮毛矯正の施術時間も短く抑えることで、髪への負担を軽減できます。と、言いたいところですが、既に負担の大きい髪に対して焦って施術すると事故りやすいです。パワーコントロールした薬剤でじっくり効かせる事が成功に近づきます。
また、施術後には補修効果の高いトリートメントを取り入れ、髪内部のダメージをしっかりと補修しながらケアを続けることが大切です。
4. クセが強い髪の縮毛矯正:クセを伸ばしつつ自然な仕上がりを目指す方法
クセが強い髪の場合、縮毛矯正の際にしっかりとした施術が求められます。特に、クセを根元からしっかりと伸ばしつつ、自然な仕上がりにするためには、アイロンのテクニックが重要です。薬剤も、髪の強さやダメージに応じて選ぶ必要があり、強い薬剤を使用する際にはダメージが加わらないように注意を払いながら行います。また、部分的な縮毛矯正(前髪のみなどの施術)を取り入れることで、全体を均一に仕上げるのではなく、必要な部分だけをしっかりと施術することで自然な仕上がりを目指せます。と、この辺は概ねこのとおりですね。癖が強い方は縮毛矯正をかけた部分と新しく生えてきた部分の差がどうしてもでてしまいます。
更に一度かけた部分は硬くなりがちなので施術スパンに合わせて長期的な視点が必要です。
髪質に合わせた縮毛矯正の施術を選ぶことで、失敗を防ぎ、理想のストレートヘアを手に入れることができます。美容師とのカウンセリングを通じて、自分の髪質に合った施術方法をしっかりと相談し、髪の健康を保ちながら美しい仕上がりを目指しましょう。